チトラルの鷹匠。鷹狩りは王族の伝統的なスポーツ。鴨や雷鳥、うずらなどを獲る。山形在住の現役の鷹匠・松原英俊氏に鷹のトレーニング方法を伺ったところ、チトラルとかなり共通するものがあって驚いた。(撮影:丸山純) |
餌として与えた鳩をむさぼりくう鷹。まさに猛禽類と呼ぶのがふさわしい、鋭い目付きをしている。食べている最中を邪魔しているのではないかと、写真を撮るのもびくびくだった。(撮影:丸山純) |
床に設置したタンドール釜でナーンを焼く女性。香ばしい匂いがあたりに立ちこめている。チトラルにて。(撮影:丸山純) |
タンドール釜の内部を覗く。燠になった炭と、壁にへばりついたナーンが見える。(撮影:丸山純) |
ホテルの厨房にスパイスを売りにきた行商人。チトラルにて。(撮影:丸山純) |
行商人が量り売りするさまざまなスパイス。(撮影:丸山純) |
チトラルの典型的な朝食(客人用)。油で揚げたパンのパラター、目玉焼き、トマト、ミルクティー、そして作り立てのチーズ。(撮影:丸山純) |
チトラルに住む少数民族カラーシャの典型的なおかず、ジャガイモのスープ。夏は生の、冬は乾燥トマトを使うが、アミノ酸がたっぷり出て、どこか醤油のような旨味のある味がする。右下にあるのはフレッシュチーズ。その右に見えるのはタシーリと呼ばれる小麦粉のパン。(撮影:丸山純) |
カラーシャの村では、トマトは夏の収穫期は生でも食べるが、大部分はからからになるまで干して、蓄えておく。1年を通じて、貴重な食糧となる。ドライトマトのほうが、はるかに味が濃く、おいしく感じる。(撮影:丸山純) |
カラーシャが客人に振る舞うご馳走「アミシュトンヌ」。ヤギのミルクから作った乳脂肪分たっぷりのソフトチーズ(チャーシャ)に、バター(プレチョーナ)を温めてかけ、岩塩を砕いてまぶしたもの。これに小麦粉のパン(タトリー)を添え、柳で編んだザルに載せて出すのが、最高のもてなしとなる。(撮影:丸山純) |
カラーシャの谷で、秋口になると実る小さな果実「コキマナ」。サイズも色もぜんぜん異なるが、日本のある果物と形状と味が似ている。[撮影:丸山純] |
カラーシャ谷の果実「コキマナ」を割ったところ。外側は黒っぽいが、中は鮮やか。食べてみると、ほんのり「柿」の味がする。[撮影:丸山純] |
柿に似た味のする果実「コキマナ」を収穫するカラーシャの女性とその息子[撮影:丸山純] |
毎年8月後半に催されるカラーシャの夏祭り「ウチャオ」。ここクルムー谷では、この谷にしかないサジゴール神の聖域で日中に儀礼がおこなわれる。[撮影:丸山純] |
山奥の放牧地で作ったチーズを村に運び降ろし、牧畜の豊饒を感謝してサジゴール神に捧げて、みなで会食する。[撮影:丸山純] |
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