今週のひとコマ・バックナンバー アルバム…2013年4〜9月掲載分

日本から持参したもの 校舎
「Mihoko's Fund」(西山美穂子寄付金)としての最初の活動は、ドローシュにある私立小学校「Community School Shainigar」に文具や絵本、楽器を届けることだった。1999年8月、校長のジャマール夫人に日本から持参した品を手渡した。[撮影:丸山純] Community School Shainigarの校舎。もともとはアフガン難民のための倉庫として、ジャマール校長の夫であるサルダール・ワリ氏が建てたもの。難民が帰還したので、学校へと転用した。[撮影:丸山純]
楽器を配る 寄贈したラジカセ
「Community School Shainigar」の低学年クラスの教室で、日本から届けた楽器を配るジャマール校長。こぎれいで可愛い制服を着ているが、この子どもたちの多くが、貧しくて学校に通えない家庭の子どもである。[撮影:丸山純] クラス全員と先生たち。この頃はまだ開校したばかりなので、人数がこれだけ。ラジカセのセットは日本から持参すると大変なので、家電製品が激安で販売されているペシャワールの「泥棒市場」で買ってもらった。[撮影:丸山純]
校庭を視察 用意されていた材木
2001年の9月、「Community School Shainigar」の校庭にプレイグランドを建設することになった。女子はどうしても外に出る機会が少ないため、体を動かす喜びをあまり知らない。そこで、地元の素材を使ったアスレチック施設を作りたいという意向で、協力することにした。まだ何もない校庭をジャマール校長と視察する。向こうに見えるのが、倉庫を改造した校舎。[撮影:丸山純] 校庭の一角には、すでに丸太が運び込まれていた。チトラルは乾燥していて森が少ないため、木材を入手するのはなかなか大変だ。[撮影:丸山純]
模型で検討する
今回のプライグランドづくり指導のために、日本から建築家二人に来ていただいた。団塚栄喜さん(右)と熊谷玄さん。日本で用意してきた模型を並べて、実際に何をつくるか、どこに配置するかを検討している[撮影:丸山純] 校庭のサイズに合わせて、模型を配置する団塚栄喜さん(右)と熊谷玄さん。じつは、この写真を撮ったのは、2001年9月11日。この右側にはモノクロのテレビがあり、世界貿易センタービルに2機の飛行機が突っ込む映像が繰り返し放映されていた。二人の建築家はニュースなどものともしないで、夜遅くまで検討を重ねた。[撮影:丸山純]
模型で検討する
9月12日の朝、夜遅くまでかかってやっとできあがった模型を生徒たちに見せて、これから何ができるのかを説明する。[撮影:丸山純] 模型を校庭に持ち出して、どこにどんな遊具が実際にできるのかを説明する。子どもたちの歓声が上がる。[撮影:丸山純]

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