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現在のチトラルでは、王家と一般の住民の垣根は低いようだ。みんなの手拍子に乗って、リアーズ殿下が楽しそうに踊っている。ちなみにこの音楽愛好家集団のリーダーは、バザールに小さな店を構える靴屋の主人である。[撮影:丸山純] |
鷹狩りで獲ってきた獲物を見せる、チトラル王家のハサナット殿下。チャクールとコワール語で呼ばれるこの鳥は、帰国してから調べてみると、なんと日本では天然記念物の雷鳥だった。[撮影:丸山純] |
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翌日の朝食に出てきたチャクール(雷鳥)の肉。ジューシーで味が濃く、これまで食べた肉のなかでも最高の味だった。[撮影:丸山純] |
日本ではもっとも安い鶏肉も、パキスタンでは一番高い肉となる。チトラルでお客として呼ばれると毎食鶏料理が出て、旅の終わりにはちょっと飽きてくる。でも、そのあたりを走り回っている鶏なので、味は深いのだが。これはチトラル王家のディナー。茄子の炒め煮が、歯ごたえ充分でおいしい。
[撮影:丸山純] |
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チトラルの職業音楽家集団ドム。左から、スルナイ、ダママ、ドールを演奏する。ドムはかつて王宮に所属し、王室関係の行事やポロの試合などで演奏を披露した。同様に王宮に所属する音楽家集団は、フンザをはじめとする北部パキスタンやネパールなどでも見られ、ジプシー(ロマ)との関係も指摘されている。[撮影:丸山純] |
チトラルの職業音楽家集団ドムは、かつては王宮に所属していたが、現在は警察組織の一員となっている。もともとドムとは自称の民族名だが、今日のチトラルでは差別用語とされ、ウスタード(職人)と呼ぶようになっている[撮影:丸山純] |
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チトラル・スカウトのブラスバンド。バグパイプ奏者がメインとなって行進しているのを見ると、パキスタンがかつて英国の植民地であったことに、改めて気づかされる。[撮影:丸山純] |
チトラルの“国技”ポロ。シーズンになると、頻繁に練習試合がおこなわれ、人々がバザールの外れにあるポログラウンドに集まって盛り上がる。選抜されたチトラルチームは、毎年6月にシャンドゥール峠で開催される、ギルギットとの試合に臨む。[撮影:丸山純] |
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ポロの試合で演奏するウスタード(ドム)たち。ポロでは選手一人ひとりがテーマソングを持ち、得点をあげるなど活躍するとその歌が演奏される。ほかにも試合の山場でさまざまな音楽を演奏する。[撮影:丸山純] |
NPOの支援で、外出の機会のないチトラルの女性たちのために作られた「女性の店」。男性は立ち入り禁止で、女性だけがショッピングを楽しむことができる。近所の人たちは徒歩で、遠くの人たちは車に乗ってやってくる。[撮影:丸山純] |
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「女性の店」の店内。衣類や装身具から日用品、雑貨まで、ありとあらゆる品物がそろっている。こんなに品揃えが充実した店は、チトラルにはない[撮影:丸山純] |
「女性の店」の店内。花瓶から日用品、装身具、文具などが色とりどりの空間をつくりだしている。カウンターではお客たちが、品定めに熱中する[撮影:丸山令子] |
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「女性の店」の店内。髪飾りなど、色とりどりの製品が並んでいて、目を楽しませてくれる。ホコリまみれのバザールの店とは、大違いだ[撮影:丸山純] |
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