今週のひとコマ・バックナンバーアルバム…2010年10〜12月掲載分

広大なシャンドゥール峠には、世界一高いポロ競技場がある。毎年7月には、チトラル対ギルギット戦が実施される。[撮影:丸山純] マストゥージからシャンドゥール峠へ登る途中、いったん南へ向かってラスプール谷を通過する。河岸段丘の上をジープが走っていく。[撮影:丸山純]
がたがた道をジープで進むこと30分、ラスプール谷の核心部に入り、ハルチーンをはじめ、緑に囲まれた村々が現われる。これからいよいよシャンドゥール峠へと高度を上げていく。[撮影:丸山純] ラスプールの人々は歌や音楽が大好きで、暇さえあればあちこちで集まりをもつ。要人や外国人をもてなすのにも慣れていて、「カルチュラル・ショー」を見せてくれる。集まってくれる音楽家たちの人数によって、ショーの値段も違ってくる[撮影:丸山純]
ラスプールの音楽は、チトラル南部とは少しスタイルが異なる。打楽器は、皮を張った「ダフ」を用いる[撮影:丸山純] ラスプール特有の踊りとして広く知られているノスティック。横一列につながって、足を上げたり、ステップを踏んだりする。歌も、パキスタンの北部地域にはない独特のスタイルだ[撮影:丸山純]
肩を組んでぐるぐる回る踊り。このような踊りのスタイルは、近隣の地域でも見られない、ラスプールならではのもの。[撮影:丸山純] あちこちの村から、夜道を歩いて集まってくれたラスプール谷の音楽家たち。若者や少年も混じっていて、伝承がうまくいっていることがわかってうれしかった。[撮影:丸山純]
ラスプール谷に負けずに、チャパリでも踊りが盛り上がる。輪の中央で踊るのは、高名な詩人の故ラフマット・アクバル・ハーン氏。[撮影:丸山純] チトラルでは、趣味で音楽を演奏する人も少なくない。チトラル王家の一員、リアーズ殿下は、シタールをよく弾いて聞かせてくれる。[撮影:丸山純]
リアーズ殿下の仲間であるチトラルの音楽愛好家集団。古いスタイルも継承するオーソドックスな音楽で、もっとも尊敬されている。歌手とチトラリ・シタールをメインに、ジルカン(ガソリン用のジェリー缶)や各種太鼓が伴奏を務める。[撮影:丸山純] チトラル王家のリアーズ殿下のグループで、美声を聴かせる歌手。手拍子や指鳴らし、タンバリンなどでリズムセクションも担当する。グループの評価は、やはり歌手の歌唱力が大きく影響する。[撮影:丸山純]
 
チトラルで演奏される音楽は三つのタイプに分かれ、それぞれテンポやリズムも異なるため、踊りも違ったスタイルになる。[撮影:丸山純]  

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