会報『パーキスターン』274号を発行しました

各方面の方々からご寄稿頂きました

会報『パーキスターン』274号が出来上がりました。コロナ感染が激減して大変良い状況ですが、しかし油断することなくお過ごしください。

今号は、各方面の方々からご寄稿頂きました。各記事の概要をお知らせします。

1.アフガニスタン情勢に関して、前国連事務総長特別代表、国連アフガニスタン支援ミッション長の山本忠通さんから、「アフガニスタン:和平努力とタリバンの復権」のタイトルでご寄稿頂きました。山本さんは、約5年にわたりアフガニスタンで国連代表として、米国、タリバン、ガニー政権と交渉され、その状況について詳述されています。

2.パキスタンにおけるイスラーム宗教勢力の第3回目を京都大学特任研究員の松田和憲さんからご寄稿頂きました。松田さんは、現在カラチの日本総領事館で勤務されています。

3.ヒマラヤニストの川崎浩史さんから、パキスタンの山の登山記録「ルプガルサール(7,200m)2021」の記事をご寄稿頂きました。雄大な山の景色に圧倒されます。次は、いよいよ山頂を目指します。

4.「カラーチー潮騒記」は2回目を迎えました。次第に住環境が整っていく様子が書かれています。パキスタンには鳥が多いとは聞いていましたが、まさかベランダに鷲がとまっているとは!

5.10月24日(日)に杉並区で「海外文化セミナー・パキスタン」が開催されました。田中杉並区長、イムティアズパキスタン大使が出席され、パキスタンについての講演や踊りや音楽、色鮮やかな服飾の展示などがありました。会場にはパキスタン料理の店も出て、450人を超える来場者で大いに賑わいました。

6.「人と食、それは愛。そしてパキスタン」の47回目は、シャー真理子さんからコロナ禍の中であらためて認識された食への思いが綴られています。

■会報をお読みになったご感想あるいはご意見などをメールでお寄せいただければ幸いです。

Vol. 274……2021年10月発行
アフガニスタン:和平努力とタリバンの復権——国際社会の役割:山本忠通 1
パキスタンにおけるイスラーム宗教勢力(3):松田和憲 9
《パキスタンの山》登山の記録 ルプガルサール(7,200m)2021:川崎浩史 13
カラーチー潮騒記(2):松田和憲 21
海外文化セミナー・パキスタンが開催されました 24
人と食、それは愛。そしてパキスタン(47):シャー真理子 26
パキスタン・ニュース 27