会報『パーキスターン』273号を発行しました
各方面の方々からご寄稿頂きました
会報『パーキスターン』273号が出来上がりました。いよいよ今週からオリンピックが始まります。しかし、コロナの感染拡大が止まりません。くれぐれもコロナ感染にご注意下さい。
今号は、各方面の方々からご寄稿頂きました。各記事の概要をお知らせします。
1.パキスタン建国前の英領インド期にも、観光産業が盛んでした。その時に刷られたアンティーク・ポスターを紹介しながらの旅の記事は、会員で東京大学特任研究員の須永恵美子さんからご寄稿頂きました。
2.パキスタンにおけるイスラーム宗教勢力の第2回目を京都大学特任研究員の松田和憲さんからご寄稿頂きました。
3.駐パキスタン松田邦紀大使が、外務省の外郭団体の霞関会にご寄稿されたパキスタンから見た「中国パキスタン関係」を転載させて頂きました。現在の中パ関係が全般にわたって詳述されています。
4.「最近のインド・パキスタン情勢」について、駐パキスタン進藤雄介公使からご寄稿頂きました。一時期最悪の状態だった印パ関係が、かなりの変化を示しつつある状況について述べられています。尚、進藤公使は7月から米国に赴任されました。
5.「カラーチー潮騒記 1」は、この度カラチ総領事館に勤務されることとなった松田和憲さんに書いて頂きました。毎号、現地の新鮮な記事を送って頂けることになっています。
6.すぎなみkarutaプロジェクトの3名の方から「かるたでつなぐ日本とパキスタン」とのテーマで、かるたで2つの国をつなげる、ユニークな活動についてご寄稿を頂きました。両国の子供たちのきずなが深まることを願っています。
7.一枚の写真「パキスタンのパールスィ」との題で、会員の中野勝一さんからご寄稿頂きました。子供が拝火教徒になる儀式の写真のお話です。鳥葬を行うことで知られるパールスィの人口は激減しているとのことです。
8.「人と食、それは愛。そしてパキスタン」の46回目は、シャー真理子さんから新型コロナウイルスに翻弄される私たちの生活について原点に立ち返り、明日への希望につなげるお話です。
■会報をお読みになったご感想あるいはご意見などをメールでお寄せいただければ幸いです。
Vol. 273……2021年7月発行 | |
令和2年度協会決算承認報告 | 1 |
英領植民地期の観光と広告出版——アンティーク・ポスターで旅するパキスタン:須永恵美子 | 6 |
パキスタンにおけるイスラーム宗教勢力(2):松田和憲 | 11 |
パキスタンから見た「中国パキスタン関係」:松田邦紀 | 15 |
最近のインド・パキスタン情勢——パキスタンから見た印パ停戦合意とその後の両国関係:進藤雄介 | 20 |
カラーチー潮騒記(1):松田和憲 | 27 |
かるたでつなぐ日本とパキスタン:すぎなみkarutaプロジェクト(荻本和利、種岡祐子、高橋有美) | 31 |
一枚の写真 パキスタンのパールスィー:中野勝一 | 36 |
人と食、それは愛。そしてパキスタン(46):シャー真理子 | 38 | 2020-21年度のパキスタン自動車販売実績 | 39 |
パキスタン・ニュース | 40 |