会報269号と別刷りを発行しました
新型コロナウィルスの情報をさまざまにお伝えします
会報『パーキスターン』269号が出来上がりました。パキスタンでは新型コロナウィルスの感染が急拡大し各方面で多大な影響が発生していますが、今号ではいろいろな記事で状況を伝えています。
[別刷りの花の写真集]パキスタンの美しい花の写真を会員の中野さんからご寄稿頂きました。コロナウィルスの感染騒ぎで、会社の平常の活動や日常の家庭生活が大きな影響を受けて気分的にマイナスになっているこの頃ですが、パキスタンのきれいな花を眺めて少しでも癒されましたら幸甚です。なお、特定の写真でより鮮明なものを希望される方は、協会までご連絡ください。
今号の記事の概要をお知らせします。
1.パキスタンにおける新型コロナウィルスの感染について会員の深町宏樹さんからご寄稿頂きました。感染が急激に拡大し、死者も多く出ていますが、その多くが貧困層に集中していると結論付けられています。
2.「パキスタンの観光産業とコロナ」のテーマで、会員であり日本学術振興会特別研究員の須永恵美子さんからご寄稿頂きました。パキスタンは山岳や多数の遺跡などがあり、近年世界から観光客が訪れていましたが、コロナの影響で観光業は甚大な被害を受けています。今号から数回にわたり観光にまつわる読み物をご投稿頂くことになっています。
3.詩人ガーリブの没後150年を記念して、コルカタで開催された催しにご出席の片岡弘次先生から「ガーリブ没150年の「ガーリブ追悼」でコルカタに行く」とのお話をご寄稿頂きました。全体で5日間にわたる国際的な行事の内容です。
4.パキスタンにある日本大使館のODAマガジン第419号に、パキスタンの女子生徒たちが手洗いの大切さを学ぶ様子が掲載されていましたので、ご紹介しました。
5.パキスタンの大学で教鞭をとられていた藤田俊夫先生が、新型コロナウィルスに感染して、わずか1週間で帰らぬ人となりました。生前ご親交のあった明治学院大学名誉教授の平島成望先生から追悼文を頂きました。当協会の今泉会長とも日・パ経済委員会等で交流がありました。新型コロナウィルスの恐ろしさを感じます。
6.
シャー真理子さんから「人と食、それは愛。そしてパキスタン」のご寄稿がありました。新型コロナウィルスの感染の中で、生きる原点について述べられています。
■お読みになったご感想あるいはご意見などをメールでお寄せいただければ幸いです。会報『パーキスターン』は、当協会の会員の皆様にお届けしている会報で、年3回ほど刊行されます。購読ご希望の方は、協会までご連絡ください。
Vol. 269……2020年7月発行 | |
令和1年度協会決算承認報告(1) | 1 |
「イスラーム社会と新型コロナウイルス」——パキスタンの場合:深町宏樹 | 7 |
パキスタンの観光産業とコロナ:須永恵美子 | 11 |
ガーリブ没150年「ガーリブ追悼」でコルカタに行く:片岡弘次 | 15 |
ODAメールマガジン第419号 「手を洗いましょう」を学ぶ、パキスタンの女子生徒たち |
26 |
藤田俊夫先生をしのぶ:平島成望 | 28 |
人と食、それは愛。そしてパキスタン(42):シャー真理子 | 29 |
パキスタン・ニュース | 30 |