会報『パーキスターン』第248号を発行しました

今年後半を締めくくりました。

245表紙 ソフトの切り替えなどで時間がかかっていた会報248号を発行しました。

 まず、毎年恒例の「品目別日パ貿易額」として2012年の統計を掲載しました。会員の丸山純さんが作成して下さいましたが、過去のものと比べて格段に見やすいものになりました。

 ニュースは、今年後半の総まとめになりました。

 電動車いすを通じてパキスタンに協力されている(有)さいとう工房社長の斉藤省さんの連載記事「アジア・障がい者たちとの連係を求めて 『さくら・車いすプロジェクト』」の2回目では、日パ両国での活動の進展の様子が描かれています。日本では不用になった電動車いすの集荷や送り出し作業が進み、それを受けたパキスタンでの電動車いすの整備技術の習得などにより、パキスタンで活用するチャンスが増えて、障がい者たちに希望が芽生えていく様子やいろいろな活動の情景を写真を交えて知ることができます。

 かつて青年海外協力隊員としてパキスタンで活動されていた会員の土佐光章さんからは、今夏久しぶりに訪ねたパキスタンについて「パキスタン縦断の旅を振り返って」と題して記事をいただきました。まずJICA草の根技術協力事業の1つとして長野県飯島町からりんごの栽培技術を学んだ北部・ススト近郊のムルフン村を訪ねて、日本で学んだ技術によるりんご栽培の成果と現状をレポート。その後各地で協力隊時代に支援していた団体や知人を訪ねた1か月余の旅が、カラフルで美しい写真と一緒に報告されています。

 前年度『パーキスターン』の総目次を「2012年度総目次」として掲載しました。

 シャー真理子さんの連載エッセイ「人と食、それは愛。そしてパキスタン」は23回目、会員のリレー・エッセイ「私の一枚」132回目は深町宏樹さん、どちらも、温かい思いが残る内容です。

Vol. 248……2013年11月発行
2012年品目別日パ貿易額 1
アジア障がい者たちとの連係を求めて 「さくら・車いすプロジェクト」(2):斎藤省
パキスタン縦断の旅を振り返って:土佐光章
二〇一二年度総目次 一五
人と食、それは愛。そしてパキスタン(23):シャー真理子
私の一枚(132)…“弟”一家の名誉な来訪:深町宏樹
パキスタン・ニュース