会報『パーキスターン』第235号を発行しました

充実の読み物に加えて、昨年度事業報告、決算、本年度事業計画、予算、新役員名簿なども掲載しました

235号表紙

 4月25日(月)に理事会を開催しました。それに伴い、昨年度事業報告、決算、本年度事業計画、予算、新役員名簿などを掲載しました。

 東日本大震災では、パキスタン政府、パキスタン大使館の他、たくさんの在日パキスタン人が援助活動を展開されましたが、パキスタン大使館からいただいた活動の情報を掲載しました。土佐光章さんの記事にも、避難所で温かいミルクティーをふるまう有志の人たちの様子が記述されています。

 立命館大学教授・小田尚也さんに、「低迷するザルダーリー政権下のパキスタン経済:現状と展望」と題して、概観と展望を書いていただきました。

オサーマ・ビン・ラーデン容疑者の殺害が大きな話題になりましたが、それについてドーン紙記事抄訳を特集しました。

 パキスタンで人気のある詩人・イクバールについて、大東文化大学教授・片岡弘次先生に「パキスタンでのイクバールに関する面接調査」と題する記事をお願いしました。パキスタン社会におけるイクバールの存在がよくわかります。

 元協力隊員・土佐光章さんからは、昨年の水害の救援活動後の様子を見るために2月〜3月にかけて訪問されたパキスタンのレポートをいただきました。パキスタンでのいろいろな人たちの様子、そして最後は帰国当日の震災を経て岩手の被災地支援活動の様子も綴られています。

 シャー真理子さんの連載「人と食、それは愛。そしてパキスタン」も、今回の大震災をふまえたエッセイになっています。「私の1枚」は深町宏樹さんのチトラールのブルハーヌッディーン殿下との思い出です。

Vol. 235……2011年5月発行
平成23年(平成22年度)理事会開催 1
東日本大震災にパキスタン大使館およびパキスタン人が救援活動を展開 6
低迷するザルダーリー政権下のパキスタン経済
  −−現状と展望:小田尚也
8
オサーマ・ビン・ラーデン容疑者を殺害 15
パキスタンでのイクバールに関する面接調査:片岡弘次
2011年2月〜3月のパキスタン・レポート:土佐光章
人と食、それは愛。そしてパキスタン(10):シャー真理子
私の一枚(119)…ブルハーヌッディーン殿下と若きサムライたち:深町宏樹
パキスタン・ニュース/マイダーン