8月21日、10回目のパキスタン料理教室を開催しました
スパイスいっぱい、暑さに負けないパキスタン料理
 第10回パキスタン料理教室は、8月21日に開催されました。講師はシャー・真理子さん。暑い中でしたが、スパイスいっぱいのパキスタン料理は、作るだけでも元気が出ました。
第10回パキスタン料理教室は、8月21日に開催されました。講師はシャー・真理子さん。暑い中でしたが、スパイスいっぱいのパキスタン料理は、作るだけでも元気が出ました。
今回はナーンに初挑戦、それに相性のいいカバーブ、旬のなすを使った焼きなすのマッシュカレー、これまた旬の夏野菜の盛り合わせに、マンゴーのスイートヨーグルト添え、さらにニンブー・カ・パーニー(レモネード)という盛り沢山のメニューでした。
 チキン・シーフ・カバーブは、鶏ひき肉にタマネギやニンニク、生姜、スパイス類などを入れてこね、冷蔵庫で冷やしたものを菜箸に巻きつけ、抜いてフライパンで焼きます。ライタ(ヨーグルトソース)を添えるとパキスタンの味全開。
チキン・シーフ・カバーブは、鶏ひき肉にタマネギやニンニク、生姜、スパイス類などを入れてこね、冷蔵庫で冷やしたものを菜箸に巻きつけ、抜いてフライパンで焼きます。ライタ(ヨーグルトソース)を添えるとパキスタンの味全開。
焼きなすの皮をむき、中味をペースト状にしたものを使って作ったマッシュカレーは、まさに夏の味です。
 イーストを入れたドー(捏ね粉)を2時間ほど暖かい場所において、膨れ上がったものを再びこね、小さく分けたものを広げて焼くとナーンのできあがり。
イーストを入れたドー(捏ね粉)を2時間ほど暖かい場所において、膨れ上がったものを再びこね、小さく分けたものを広げて焼くとナーンのできあがり。
ニンブー・カ・パーニーはレモンの絞り汁がベースですが、生姜汁を加え、最後にブラックペッパーをかけたところがパキスタン風。
第10回パキスタン料理教室(2010年8月21日)
献立

1.チキン・シーフ・カバーブ ライタ(ヨーグルトソース)添え
				  2.焼きなすのマッシュカレー
				  3.ナーン
				  4.夏野菜の盛り合わせ
				  5.マンゴーのスイートヨーグルト添え
			    6.ニンブー・カ・パーニー(レモネード)
1.チキン・シーフ・カバーブ ライタ(ヨーグルトソース)添え

◆材料(5人分、以下同じ)
 チキンひき肉 500g
チキンひき肉 500g
				  タマネギ 中1個  ニンニク 3粒  生姜 1cm角 1片
				  コリアンダーの葉 刻んで大さじ3  青唐辛子 2〜3本
				  レモンジュース 大さじ2
				  スパイス:クミンシード 小さじ1、コリアンダー・パウダー 小さじ1、
				   ガラム・マサラ 小さじ1
				  塩 小さじ2程  卵 1/2個
				  ヨーグルト 大さじ3  サラダオイル 大さじ5程
				  小麦粉 少々(必要に応じて)
			  
◆作り方
 1.ボールにひき肉、みじん切りにしたタマネギ、すり下ろしたニンニク、生姜、刻んだコリアンダーの葉と青唐辛子、レモンの絞り汁、スパイス類、塩、卵、ヨーグルトを混ぜ合わせ、手でよくこねる。柔らかすぎたら適宜小麦粉を振り入れてかたさを調節する。
1.ボールにひき肉、みじん切りにしたタマネギ、すり下ろしたニンニク、生姜、刻んだコリアンダーの葉と青唐辛子、レモンの絞り汁、スパイス類、塩、卵、ヨーグルトを混ぜ合わせ、手でよくこねる。柔らかすぎたら適宜小麦粉を振り入れてかたさを調節する。
 2.全体をまとめ、ラップをかけて1時間ほど冷蔵庫で冷やしておく。
2.全体をまとめ、ラップをかけて1時間ほど冷蔵庫で冷やしておく。
 3.フライパンを中火で熱しておく。太めの菜箸の後ろ側から10cmほどに軽くオイルを塗っておく。カバーブ用の肉を片手で持てる位の量を右手に取り、軽く手の中で丸める。
3.フライパンを中火で熱しておく。太めの菜箸の後ろ側から10cmほどに軽くオイルを塗っておく。カバーブ用の肉を片手で持てる位の量を右手に取り、軽く手の中で丸める。
4.菜箸を左手に持ち、丸めておいたカバーブ用の肉を菜箸に塗りつける要領で長さ10cmにまで伸ばしていく。
 5.熱くなっているフライパンに一回につき大さじ1ほどのオイルを入れ、菜箸についているカバーブ用の肉をゆっくりと回しながら抜き取り、フライパンに移し、両面がきつね色になるまで中火で焼く。
 5.熱くなっているフライパンに一回につき大さじ1ほどのオイルを入れ、菜箸についているカバーブ用の肉をゆっくりと回しながら抜き取り、フライパンに移し、両面がきつね色になるまで中火で焼く。
6.皿に取り、残りの肉を同じ要領で焼く。
7.焼きあがったカバーブを皿に盛り、別記のライタを添える。
 *ライタ(ヨーグルトソース)はヨーグルト200gほどをボールに取り、スプーンや泡立て器などで滑らかになるまでよく混ぜ、器に移し、塩、赤唐辛子粉(または青唐辛子のみじん切り少々)、クミンシード、すり下ろしたニンニク1個等で味を調え、カバーブに添える。
*ライタ(ヨーグルトソース)はヨーグルト200gほどをボールに取り、スプーンや泡立て器などで滑らかになるまでよく混ぜ、器に移し、塩、赤唐辛子粉(または青唐辛子のみじん切り少々)、クミンシード、すり下ろしたニンニク1個等で味を調え、カバーブに添える。
			  
2.焼きなすのマッシュカレー

◆材料
 なす 中型5本(あまり細くないもの)
なす 中型5本(あまり細くないもの)
				  タマネギ 中1個
				  ニンニク 2粒  生姜 2cm  塩 小さじ1
				  スパイス:赤唐辛子粉 小さじ1/4、クミンシード 大さじ1、コリアンダーパウダー 小さじ1、ガラムマサラ 小さじ半分、ターメリク 小さじ半分
				  完熟トマト 中1個  青唐辛子 2本
				  サラダオイル カップ1/4
			    レモン汁 大さじ1  コリアンダーの葉 刻んで大さじ2
◆作り方
 1.なすはヘタをこそげ落とし、手で全体にオイルをまぶす。
			  
2.なすの下部から太めの串(菜箸で代用可)を首の部分に向けて突き通す。
 3.コンロの上でなすを直火にさらし、時々火に当る面を変えながら、全面の色が変わり、皺がよってきて、中身に火が通り、全体が柔らかになるまで焼く。
3.コンロの上でなすを直火にさらし、時々火に当る面を変えながら、全面の色が変わり、皺がよってきて、中身に火が通り、全体が柔らかになるまで焼く。
4.焼きあがったなすを皿に取り、熱気を冷ます。
 5.手で扱える程度に冷めたら、首の部分を持ち、ナイフで焦げた方面の皮をこそげ取る。
5.手で扱える程度に冷めたら、首の部分を持ち、ナイフで焦げた方面の皮をこそげ取る。
  6.皮を落とした果肉の部分をまな板の上でザク切りにする。
6.皮を落とした果肉の部分をまな板の上でザク切りにする。
 7.ザク切りにしたなすをボールかすり鉢に移し、ペースト状にする。
7.ザク切りにしたなすをボールかすり鉢に移し、ペースト状にする。
  8.フライパンにオイルを入れて熱し、薄切りにしたタマネギをゆっくりと薄茶色になるまで炒める。
8.フライパンにオイルを入れて熱し、薄切りにしたタマネギをゆっくりと薄茶色になるまで炒める。
9.ニンニク、生姜をみじん切りにしてこれに加え、1分ほど炒める。
10.塩、スパイス類を加え、火が通るまでゆっくりと炒める。
 11.みじん切りした青唐辛子、ザク切りしたトマトを加え、トマトが煮崩れ、全体がペースト状になるまで炒める。
11.みじん切りした青唐辛子、ザク切りしたトマトを加え、トマトが煮崩れ、全体がペースト状になるまで炒める。
12.これにマッシュしたなすを加えてかき混ぜながらしばらく炒める。
 13.全体がよく炒まり、材料全体にまとまりが出てきたら、レモン汁大さじ1を加えざっと混ぜ合わせた後、火を止める。
13.全体がよく炒まり、材料全体にまとまりが出てきたら、レモン汁大さじ1を加えざっと混ぜ合わせた後、火を止める。
 14.深めの容器に移し、上からザク切りしたコリアンダーの葉を散らす。
14.深めの容器に移し、上からザク切りしたコリアンダーの葉を散らす。
3.ナーン

◆材料(5人分)
 ドライイースト 7g(小さじ1.5)  ぬるま湯 カップ1/4  砂糖 小さじ1
ドライイースト 7g(小さじ1.5)  ぬるま湯 カップ1/4  砂糖 小さじ1
				  強力粉 500g  ベーキングパウダー 小さじ1  ベーキングソーダ 小さじ1/2
				  塩 小さじ1  卵 1個  ヨーグルト 大さじ5  バター 大さじ2
				  牛乳 カップ1
				  サラダオイル カップ1/4 
				  その他打ち粉用として小麦粉適宜 
◆作り方
 1.小型のボールにぬるま湯、ドライイースト、砂糖を入れ、よくとけるまで泡立て器などでよくかき混ぜ、ラップをかけ10分ほど暖かい場所に置いておく。細かい泡が出て、表面が盛り上がったような感じになっていることを確かめる。
1.小型のボールにぬるま湯、ドライイースト、砂糖を入れ、よくとけるまで泡立て器などでよくかき混ぜ、ラップをかけ10分ほど暖かい場所に置いておく。細かい泡が出て、表面が盛り上がったような感じになっていることを確かめる。
			
 2.大きめのボールに粉、ベーキングパウダー、ベーキングソーダ、塩をふるい入れ、中央部分を低くして、その中に1.で用意したドライイーストをぬるま湯で溶いたもの、溶いた卵、ヨーグルト、バターを入れ、牛乳を徐々に加えながら外側から粉を混ぜ込んでいき、柔らかいドー(捏ね粉)を作る。柔らかさに応じて牛乳を全部使い切る必要はない。
2.大きめのボールに粉、ベーキングパウダー、ベーキングソーダ、塩をふるい入れ、中央部分を低くして、その中に1.で用意したドライイーストをぬるま湯で溶いたもの、溶いた卵、ヨーグルト、バターを入れ、牛乳を徐々に加えながら外側から粉を混ぜ込んでいき、柔らかいドー(捏ね粉)を作る。柔らかさに応じて牛乳を全部使い切る必要はない。
		
  3.滑らかな台または板の上に打ち粉をし、ドーを滑らかになるまでよくこねる。途中、打ち粉をして、こねる方角をかえながら10分ほどまんべんなくこねていく。
3.滑らかな台または板の上に打ち粉をし、ドーを滑らかになるまでよくこねる。途中、打ち粉をして、こねる方角をかえながら10分ほどまんべんなくこねていく。
		
 4.滑らかなドーができあがったら、ボールにオイル少々を塗り広げ、丸くまとめたドーを入れ、濡れぶきんかラップをボールの上からかけ、2時間ほど暖かい場所に置いておく。
4.滑らかなドーができあがったら、ボールにオイル少々を塗り広げ、丸くまとめたドーを入れ、濡れぶきんかラップをボールの上からかけ、2時間ほど暖かい場所に置いておく。
 5.ドーが2倍ほどに膨れ上がったら、ドーをこねた台か板の上に再び打ち粉をし、ドーをもう一度滑らかになるまでこねる。
5.ドーが2倍ほどに膨れ上がったら、ドーをこねた台か板の上に再び打ち粉をし、ドーをもう一度滑らかになるまでこねる。
 6.柔らかく、滑らかになったドーを片手に乗せられるほどの大きさに分け、10個ほどのボールを作る。
6.柔らかく、滑らかになったドーを片手に乗せられるほどの大きさに分け、10個ほどのボールを作る。
  7.フライパンに小さじ1ほどのオイルを垂らして熱し、台の上で10cmほどの大きさに広げたドーを薄いきつね色になるまで焼き、片面にもオイルを数滴垂らし、同じ要領で焼く。これを繰り返して、すべてのドーを焼き上げる。
7.フライパンに小さじ1ほどのオイルを垂らして熱し、台の上で10cmほどの大きさに広げたドーを薄いきつね色になるまで焼き、片面にもオイルを数滴垂らし、同じ要領で焼く。これを繰り返して、すべてのドーを焼き上げる。
  8.焼きあがったナーンは冷めないように上からふきんなどをかけておく。
8.焼きあがったナーンは冷めないように上からふきんなどをかけておく。
				
4.夏野菜の盛り合わせ

◆材料(5人分)
 きゅうり 2本  トマト 中2個  タマネギ 中1個  レモン 1個
きゅうり 2本  トマト 中2個  タマネギ 中1個  レモン 1個
			  
◆作り方

1.きゅうり、トマトは適宜切り、タマネギは横からフライスし、水にさらしてさらしタマネギを作る。レモンは櫛形に人数分切り分ける。
2.ガラス皿などに盛り、他の料理に添える。
5.マンゴーのスイートヨーグルト添え

◆材料(5人分)
 マンゴー(缶詰)1人につき2切れほど
マンゴー(缶詰)1人につき2切れほど
				  ヨーグルト 大さじ10  砂糖 大さじ1ほど  
				  ミントの葉 1人1〜2枚  シナモンパウダー 少々
			  
◆作り方
1.マンゴーは食べやすい大きさに切り、それぞれの小鉢に入れる。
2.ヨーグルトをボールに取り、泡立て器で滑らかにし、砂糖を加えさらにかき混ぜる。
3.砂糖が溶けたらマンゴーの上にかけ、その上からシナモンパウダーを彩りにかける。ミントの葉を飾る。
 
6.ニンブー・カ・パーニー(レモネード)

◆材料(5人分)
レモン 5個(1人につき1個)  砂糖 大さじ5  生姜汁 小さじ1
				  ブラックペッパー粉 少々  水、氷 適宜  ミントの葉
			  
◆作り方
 1.容器にレモン汁を搾り、砂糖、生姜汁を加え、よくかき混ぜる。人数分の水を加え、薄めのレモネードを作る。
1.容器にレモン汁を搾り、砂糖、生姜汁を加え、よくかき混ぜる。人数分の水を加え、薄めのレモネードを作る。
 2.グラスに注ぎ分け、上からブラックペッパー少々を振り掛ける。氷を浮かべ、レモンの輪切り、ミントの葉などで飾る。
2.グラスに注ぎ分け、上からブラックペッパー少々を振り掛ける。氷を浮かべ、レモンの輪切り、ミントの葉などで飾る。
  

