6月27日(土)に「パキスタンの集い」を開催します

「スーフィーたちの聖者廟〜その音楽と踊りと日常」
高橋卓司さん

 パキスタンのスーフィーに欠かせないドールという太鼓に魅せられ弟子入りし、聖者とその愛について歌う謳い人に弟子入りし、聖者廟を鈴音と共に渡り歩く求道者に弟子入りする中で7年の月日が過ぎた。

 その月日で学問を語ることはおろか歴史を語ることなどできるはずがない。ただ、私たちが語ることができるのは、その7年間に見たこと、感じたこと、そこで出くわした喜びや哀しみでしかない。

 現場で言葉は要らなかった。

 言葉よりも歴史よりも何よりも大切だったのはその場に立ち尽くすことを味方する強いイスラームの絆であり、優しさであり、聖者廟に在る昔ながらの人々の在り方を受け入れることだった。

 それらを通じて見たこと、聖者廟に溢れている音楽、踊り、忘我、現実。少しずつ私たちなりに紐解きます。(講師より)