21回目のシンポジウム、盛会でした

楽しく、充実した1日となりました

11月10日に開催した「シンポジウム・パーキスターン」、今回は60名を超えるみなさんにお集まりいただき、大盛況のうちに終わりました。登場してくださった講師の方々をはじめ、多くのみなさんのご協力の賜物です。ありがとうございました。

正式な報告は、会報『パーキスターン』に掲載しますので、とりあえず当日の写真のみ掲載します。


●第1部 講演とパネル・ディスカッション

アンワルさん

最初のアンワルさんの挨拶。今年も名司会で盛り上げてくれました。結婚されたばかりだとか

スィディキさん

パキスタン流に、最初にInternational Muslim Center-Japanのスィディキさんによるクルアーンの朗唱で開会

今泉会長

今泉濬日パ協会会長による開会挨拶

小林大使

日パ協会副会長で元パキスタン大使の小林俊二さんによる講演「最近のパキスタン情勢」。パキスタンの歴史を振り返りながら、現在の政治情勢について鋭く問題点を指摘してくれました

 ◇「ラホール・イズ・ラホール」


鶴口さん

都市としてのラホールの成立過程や歴史を地図を用いてわかりやすく解説してくれた、露口哲也さんよる講演「ラホール:現在と過去」。今回のシンポジウムの基調となる、示唆に富んだ内容でした

川満さん

同志社大学の川満直樹さんによる講演「ラホールと財閥」。パキスタン経済を動かしてきた各財閥の出自や人脈構成を豊富な資料をもとに分析し、現在の政治状況にもつながるとても興味深いお話になりました

古曳さん

イスラーム聖者学会を主宰して研究を続けてきた古曳正夫さんによる講演「パキスタン社会の中のイスラーム聖者崇拝とラホール」。味わい深い、ユーモアあふれる語り口にすっかり魅了され、パンジャーブ地方を彩る神秘主義的な信仰への理解が深まりました

加藤さん

建築家の立場からラホールを語る加藤勝二さんの講演「ラホールの世界遺産」。オーバーヘッドプロジェクターやパソコンで見る三次元映像をもとに、建築物の構造や庭園の造形要素などをわかりやすく解説してくれました

村山さん

和光大学の村山和之さんによる講演「異邦人に響くラホールの調べ」。フランスが製作した『PARDESI』の映像や自身で撮影されたビデオをもとに、古典から民族音楽、カッワーリーなどについて、音楽の都としてのラホールの魅力を語ってくれました

意見交換の時間

すべての講演が終了したあとに設けられた「意見交換」の時間。ステージに全講師がそろい、会場からの質問に答えてくれて、パキスタンに対する理解がいちだんと深まりました

●第2部 懇親会

懇親会乾杯

シンポジウム終了後の懇親会。ひさしぶりに日本にもどってきた大使館のイムティヤーズ・アフマドさんの音頭で乾杯し、話に花が咲きました