第21回●シンポジウム・パーキスターン 2007
「ラホール・イズ・ラホール」
◆とき 11月10日(土)
10:30〜17:30(18:00より懇親会)
◆ところ 日本大学文理学部図書館内
オーバル・ホール(東京・桜上水)
◆会費 会員2,000円・一般3,000円/懇親会費3,000円
◆定員 70名(先着順)
◆お申し込み (財)日本・パキスタン協会
(Tel. 03-5327-3588)
第1部:講演と質疑応答
■講演「最近のパキスタン情勢」
小林俊二(元パキスタン大使・協会副会長)
■「ラホール・イズ・ラホール」(順序は未定)
- 「ラホール:過去と現在」
- 露口哲也(立教大学文学研究科修士課程卒)
ガスニー朝期に主として都市としての淵源を辿り、ムガル朝期に最盛期を迎えるムスリム支配期インドに典型的であり、その後植民地都市として再出発し、現在にいたるこの都市の過去を振り返るとともにこれに照らしての現在の理解。 - 「ラホールと財閥」
- 川満直樹(同志社大学商学部専任講師)
パキスタンは、周知の通り分離独立から半世紀以上が経った。分離独立から現在までの間に、パキスタンで活躍する財閥に大きな変化が見られる。分離独立当時に活躍した財閥と、現在活躍する財閥の顔ぶれに変化が見られ、この約半世紀間に財閥の再編が進行している。そのような変化を地域的ならびに人脈的な関係から明らかにしたい。 - 「パキスタン社会の中のイスラーム聖者崇拝とラホール」
- 古曳正夫(イスラーム聖者学会)
人々はアッラーを敬う一方、個人的な小さな願い事のためにイスラーム聖者廟に行き、墓に触れて奇跡を起こす力をもらい受けようとする。またモスクが事実上女性を拒絶することが多いのに対し、聖者廟は女性にも解放された公共の場である。 - 「ラホールの世界遺産」
- 加藤勝二(建築家)
アクバル、シャー・ジャハーンなどムガル帝国の皇帝たちの繁栄を映し出し建築物の博物館とも言えるラホール・フォート。シャー・ジャハーン帝に造られ水を巧みに使ったシャリマール庭園。ムガル建築と庭園の美の源を探る。 - 「異邦人に響くラホールの調べ」
- 村山和之(和光大学非常勤講師)
いわゆるパキスタン音楽の発祥地として、あらゆる音楽が共存してきた都市ラホール。多様な音楽文化の一面を、映画『Pardesi(1992、仏)』やビデオ、CD等で紹介します。街中に溢れ、国を越えて交わるラホール音楽の魅力を外国人として探ってみたいと思います。
日本大学文理学部
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第2部:懇親会
文理学部8号館1階レクチャー・ホール